11月例会「どもってもいい授業を楽しもう」
2022年11月20日(日)
聴言センターにて高井小織さんを講師にお招きして例会を開催しました。まず自己紹介・近況報告からです。久しぶりの方、昔一緒に活動した一般の方も参加しての和気あいあいとした雰囲気で始まりました。しばらく会わない間に皆さんいろんなことがあったんやなと感じました。そんなことを話せる場所があることにも感謝です。
そして授業が始まりました。今回は古文です。「おくのほそ道」から 松尾芭蕉の世界を学びます。『月日は百代の過客にして〜』なんのことやら。どう読むの?からです。高井さんから芭蕉の言葉を現代の自分の言葉に置き換えて考えたらどうなるやろうと聞かれます。芭蕉が生きた時代。芭蕉の身の上。そして中国の李白、杜甫へと話は飛んでいきます。芭蕉は江戸から北へ北へと旅をつづけていきます。白河の関を越え、仙台から平泉へと旅は続きます。その地その地で俳句を残していますが、今回この授業をしっかりと受けたので俳句の意味や背景も浮かぶような気がしました。
各人が少しずつ古文を読み、自分なりに意味を発表します。それぞれの人がなるほどと思うことを話してくれました。久しぶりの参加のNさんが私では思いつかない疑問を出してくれて脱線したり、また深読み出来たりと話の輪は広がって行きます。芭蕉がどのような思いで江戸の住まいを処分してまで長い旅に出たのか、想像もできませんが彼の残した俳句を読み解くことで今の私たちに通じることがあるのかもしれません。わずか17文字に自分の思いを託すことの難しさ、おもしろさをもっと感じてみたいと思いました。
しかし、高井さんが、好きなことを話す私達をうまくまとめながら、授業のおもしろさを伝えていただいたのには本当に感謝しかありません。話すこと、聞くことの楽しさを今回も充分に味わうことが出来、楽しい時間でした。
最後の感想で、「芭蕉にあこがれる」、「噛み砕いた説明でよく分かった」、「学生時代は言葉の事ばかり考えていたが今回は内容が頭に入ってきた」など、皆さんも満足されたのではないでしょうか。
参加者 10名(一般から1名含む)
【2022年 10月例会報告】
10月レクリエーション例会「生駒山ハイキング」
2022年10月16日(日)
生駒山は奈良県と大阪府の境のある標高642mの山です。山上に歴史の長い遊園地がありケーブルカーや車で上った方も多いのではないでしょうか。京都市のテレビ放送の電波はその多くが生駒山上の中継局から来ています。
準備を行うにあたり、様々な方に参加していただきたく、なるべく標高の低い山、そして登山以外も楽しめる場所を探すところから始めました。今回は駅前から登山が可能で比較的標高の低いながらも宝山寺、生駒山上遊園地があり見どころの多い生駒山に決めさせていただきました。
コロナも落ち着いてきたとはいえ、多くの方に参加していただけるか大変不安でしたが、昨年と比べると多くの方から参加の連絡を頂き安心しました。
直前まで天気予報では雨模様でしたが、当日は雨も降ることなく無事にハイキングを終えることができました。
生駒山は霊山寺への参道が整備されていること、実は生駒山は地元で何度も登ったことのある山でしたので、容易に登頂できると思っておりました。しかし、道を間違えてしまいましたが、皆様の協力のおかげで軌道修正することができました。
普段の例会とは違い、吃音をテーマに話をする必要はなかったのですが、気づけば皆さんが吃音の話をされていたのが印象的でした。まだまだ私たち吃音のある人には、吃音について語り合う場所が必要なのだと再認識いたしました。
参加者 8名
2022年10月16日(日)
生駒山は奈良県と大阪府の境のある標高642mの山です。山上に歴史の長い遊園地がありケーブルカーや車で上った方も多いのではないでしょうか。京都市のテレビ放送の電波はその多くが生駒山上の中継局から来ています。
準備を行うにあたり、様々な方に参加していただきたく、なるべく標高の低い山、そして登山以外も楽しめる場所を探すところから始めました。今回は駅前から登山が可能で比較的標高の低いながらも宝山寺、生駒山上遊園地があり見どころの多い生駒山に決めさせていただきました。
コロナも落ち着いてきたとはいえ、多くの方に参加していただけるか大変不安でしたが、昨年と比べると多くの方から参加の連絡を頂き安心しました。
直前まで天気予報では雨模様でしたが、当日は雨も降ることなく無事にハイキングを終えることができました。
生駒山は霊山寺への参道が整備されていること、実は生駒山は地元で何度も登ったことのある山でしたので、容易に登頂できると思っておりました。しかし、道を間違えてしまいましたが、皆様の協力のおかげで軌道修正することができました。
普段の例会とは違い、吃音をテーマに話をする必要はなかったのですが、気づけば皆さんが吃音の話をされていたのが印象的でした。まだまだ私たち吃音のある人には、吃音について語り合う場所が必要なのだと再認識いたしました。
参加者 8名
【2022年 9月例会報告】
9月例会「朗読例会」
2022年9月11日(日)聴言センター 地域交流室
講師 朗読劇団あめんぼ座 泉谷聖子氏
コロナ禍の中、2回朗読例会が中止になったため、久し振りの対面での朗読例会になりました。講師の泉谷さんともしばらく振りの再会でした。今回の朗読は宮沢賢治の『やまなし』です。小学校の時に国語で勉強した方も多いと思いますが、そのときにはなんとも不思議な物語だと思いました。
朗読に先立って、始めに皆さんの自己紹介とひと夏の思い出や近況等を話して貰いました。一人ひとりの話にうなずきながら暑かった今年の夏を思っていました。
そして、何時もの体操で少し汗をかいて、発声練習と宮沢賢治「雨ニモ マケズ」の練習の後、本日のテキスト宮沢賢治「やまなし」の練習に入りました。山間のサラサラと流れる小川に住んでいる蟹の親子の日常を描いています。
賢治は川底から上を向いて日の光や流れて来る木の葉、水の泡等を彼独特の表現で、川底から上を眺める心地よさを表現しています。
蟹の兄弟はまだ余り世間を知らず、カワセミが水中の魚を捕る様子におびえたら、蟹には危害が無い事を父親が教えました。
月の夜は光が川底まで輝き、余りの美しさに蟹の親子は夜更かしをして楽しく遊んでいますと、ドブンと川の中に大きな塊が降って来ました。それがやまなしでした。梨の実をしばらく置いて美味しいお酒を造ろうとお父さん蟹はワクワクして3匹は穴の中に帰りました。
ほんの短いお話ですが皆で群読したり、1人で読んだりしましたが、ここで朗読の注意点を紹介します。
・声を大きく、特に始めの文字に大きな声を出す。
・文章の内容を理解して、気持ちを込めて読む。
・文と文のあいだの間の取り方を工夫する。
この注意点を心掛けながら読み進めますと、始めより段々皆さん声の調子も上がりまして、最後の段階では、講師の泉谷さんに「良くなった」とほめて貰いました。
今回参加者が少なかったので一人が読む部分も多く、それはしんどいかも知れませんが良い所も有りました。沢山読めて良かったし、対面での例会が何より良かったです。
来年で「あめんぼ座」は創立50周年を迎えられます。一度ホームページもご覧ください。公演の案内は興味深いし、活動の案内にはすた京に泉谷さんが講師で来られた事も紹介されています。
参加された皆さん有難う御座いました。そして講師の泉谷先生有難う御座いました。
参加者 6名
2022年9月11日(日)聴言センター 地域交流室
講師 朗読劇団あめんぼ座 泉谷聖子氏
コロナ禍の中、2回朗読例会が中止になったため、久し振りの対面での朗読例会になりました。講師の泉谷さんともしばらく振りの再会でした。今回の朗読は宮沢賢治の『やまなし』です。小学校の時に国語で勉強した方も多いと思いますが、そのときにはなんとも不思議な物語だと思いました。
朗読に先立って、始めに皆さんの自己紹介とひと夏の思い出や近況等を話して貰いました。一人ひとりの話にうなずきながら暑かった今年の夏を思っていました。
そして、何時もの体操で少し汗をかいて、発声練習と宮沢賢治「雨ニモ マケズ」の練習の後、本日のテキスト宮沢賢治「やまなし」の練習に入りました。山間のサラサラと流れる小川に住んでいる蟹の親子の日常を描いています。
賢治は川底から上を向いて日の光や流れて来る木の葉、水の泡等を彼独特の表現で、川底から上を眺める心地よさを表現しています。
蟹の兄弟はまだ余り世間を知らず、カワセミが水中の魚を捕る様子におびえたら、蟹には危害が無い事を父親が教えました。
月の夜は光が川底まで輝き、余りの美しさに蟹の親子は夜更かしをして楽しく遊んでいますと、ドブンと川の中に大きな塊が降って来ました。それがやまなしでした。梨の実をしばらく置いて美味しいお酒を造ろうとお父さん蟹はワクワクして3匹は穴の中に帰りました。
ほんの短いお話ですが皆で群読したり、1人で読んだりしましたが、ここで朗読の注意点を紹介します。
・声を大きく、特に始めの文字に大きな声を出す。
・文章の内容を理解して、気持ちを込めて読む。
・文と文のあいだの間の取り方を工夫する。
この注意点を心掛けながら読み進めますと、始めより段々皆さん声の調子も上がりまして、最後の段階では、講師の泉谷さんに「良くなった」とほめて貰いました。
今回参加者が少なかったので一人が読む部分も多く、それはしんどいかも知れませんが良い所も有りました。沢山読めて良かったし、対面での例会が何より良かったです。
来年で「あめんぼ座」は創立50周年を迎えられます。一度ホームページもご覧ください。公演の案内は興味深いし、活動の案内にはすた京に泉谷さんが講師で来られた事も紹介されています。
参加された皆さん有難う御座いました。そして講師の泉谷先生有難う御座いました。
参加者 6名
【2022年 8月例会報告】
8月例会「私の好きなこと、お気に入り紹介」
2022年8月21日(日) オンライン開催
例えば
・YouTubeでいつもよく見る動画
・好きなアニメ、テレビ番組、音楽
・趣味のこと
・趣味とかではないけど最近見て面白い、いいなと思ったこと
・そのほか好きなこと、お気に入りなことであれば、何でも皆さんで話してみようということでそれぞれ持ち寄っていただきました。
・新幹線N700Sに乗った!(写真あり)
・手造りパンの写真(すごくたくさん、どれも美味しそう)
・本が好き、花火や五山の送り火も 人間って火が好きかも笑
・山登り!
・高校野球 皆さん各代表校にそれぞれ思い入れがあって盛り上がりました
・宝塚歌劇 パンフレットも見ごたえありました
・Youtubeのチャンネルいくつか(画面見ながら紹介)
UEP艦艇動画(海上自衛隊の護衛艦)
ぴよぴーよ速報 など
それぞれ聞きたいこともフリートークで聞き合って楽しめたかと思います。
ただ、だいぶ時間が余ってしまい、構成としてはもう1つくらい何かを用意しておけば良かったと・・・今後に活かします。
参加者 8名
2022年8月21日(日) オンライン開催
例えば
・YouTubeでいつもよく見る動画
・好きなアニメ、テレビ番組、音楽
・趣味のこと
・趣味とかではないけど最近見て面白い、いいなと思ったこと
・そのほか好きなこと、お気に入りなことであれば、何でも皆さんで話してみようということでそれぞれ持ち寄っていただきました。
・新幹線N700Sに乗った!(写真あり)
・手造りパンの写真(すごくたくさん、どれも美味しそう)
・本が好き、花火や五山の送り火も 人間って火が好きかも笑
・山登り!
・高校野球 皆さん各代表校にそれぞれ思い入れがあって盛り上がりました
・宝塚歌劇 パンフレットも見ごたえありました
・Youtubeのチャンネルいくつか(画面見ながら紹介)
UEP艦艇動画(海上自衛隊の護衛艦)
ぴよぴーよ速報 など
それぞれ聞きたいこともフリートークで聞き合って楽しめたかと思います。
ただ、だいぶ時間が余ってしまい、構成としてはもう1つくらい何かを用意しておけば良かったと・・・今後に活かします。
参加者 8名
【2022年 7月例会報告】
2022年7月24日(日)
7月例会「みんなで褒めあおう!」
開催日前日に、対面例会の会場として予定していた聴言センターでクラスターが発生した事により、急遽オンラインでの開催になりました。
吃音当事者は、小さい頃に家族や学校など周りの人から、𠮟られ馬鹿にされる事を多数経験されていると思います。こういう家庭環境で育てられた子供は、残念ながらそのような考え方を受け継いでしまいます。そして親になった時、自分の子供に叱って(怒って)物事を解決しようとする事が起きてしまいます。
誰にも否定される事なく自分の話を聞いてもらえる場面で『褒め方』『良いところの探し方』、
そして『誉め言葉』を少しでも多く見つけて頂く機会として、7月例会は「褒める」という事をゲーム形式で行ないました。
最初は、褒める事に慣れていないせいか多少ぎこちない感じがありましたが、徐々に褒める事に慣れていき予定していた時間を多少超過してしまいましたが大変盛り上がりました。英語を学んでいる参加者からは「英語は、日本語より褒める言葉や認める言葉が多い」と気づきの言葉や、「なんかむずがゆいなぁ」と漏らす方もいました。
褒める事は、相手を観察し言葉・言い方・タイミングを考えて、なおかつ口に出す事を瞬時に行っています。すなわち、コミュニケーションの総合力が問われるので、何度も練習が必要です。今後もこのような例会を時折行ないながら、すた京の皆さんが互いに認め合える仲間として成長出来る言友会でありたいと思いました。
参加者 8名
7月例会「みんなで褒めあおう!」
開催日前日に、対面例会の会場として予定していた聴言センターでクラスターが発生した事により、急遽オンラインでの開催になりました。
吃音当事者は、小さい頃に家族や学校など周りの人から、𠮟られ馬鹿にされる事を多数経験されていると思います。こういう家庭環境で育てられた子供は、残念ながらそのような考え方を受け継いでしまいます。そして親になった時、自分の子供に叱って(怒って)物事を解決しようとする事が起きてしまいます。
誰にも否定される事なく自分の話を聞いてもらえる場面で『褒め方』『良いところの探し方』、
そして『誉め言葉』を少しでも多く見つけて頂く機会として、7月例会は「褒める」という事をゲーム形式で行ないました。
最初は、褒める事に慣れていないせいか多少ぎこちない感じがありましたが、徐々に褒める事に慣れていき予定していた時間を多少超過してしまいましたが大変盛り上がりました。英語を学んでいる参加者からは「英語は、日本語より褒める言葉や認める言葉が多い」と気づきの言葉や、「なんかむずがゆいなぁ」と漏らす方もいました。
褒める事は、相手を観察し言葉・言い方・タイミングを考えて、なおかつ口に出す事を瞬時に行っています。すなわち、コミュニケーションの総合力が問われるので、何度も練習が必要です。今後もこのような例会を時折行ないながら、すた京の皆さんが互いに認め合える仲間として成長出来る言友会でありたいと思いました。
参加者 8名
【2022年 6月例会報告】
2022年6月19日(日)
滋賀のとある喫茶店で、6月例会「サイコロトーク」を開催しました。
昔、お昼の番組でしていたサイコロを転がして出た目に書かれたお題に沿って、各々が自由にトークするという形式をそのまま真似しました。
サイコロに書かれたお題の中には、
<身体不調>ではそれぞれご家族の健康の話をされたり、
<料理>ではパエリアといったこだわったメニューで話が盛り上がりました。一人当たり3回ほどトークできました。
皆さん、遠方からはるばる大津市の和邇浜まできていただきましたが、
コロナが収束しない中、喫茶店貸し切りということで多少の安心感の中で実施できたのではないかと思います。
琵琶湖の雄大な風景は毎日見ている者でも心が洗われます。またいつか開催する機会があればいいなと思っています。
参加者 9名
滋賀のとある喫茶店で、6月例会「サイコロトーク」を開催しました。
昔、お昼の番組でしていたサイコロを転がして出た目に書かれたお題に沿って、各々が自由にトークするという形式をそのまま真似しました。
サイコロに書かれたお題の中には、
<身体不調>ではそれぞれご家族の健康の話をされたり、
<料理>ではパエリアといったこだわったメニューで話が盛り上がりました。一人当たり3回ほどトークできました。
皆さん、遠方からはるばる大津市の和邇浜まできていただきましたが、
コロナが収束しない中、喫茶店貸し切りということで多少の安心感の中で実施できたのではないかと思います。
琵琶湖の雄大な風景は毎日見ている者でも心が洗われます。またいつか開催する機会があればいいなと思っています。
参加者 9名
2023年 4月例会案内
日にち:2023年4月2日 日曜日
時間:11:00から3時間程度
集合場所:京阪 中書島駅 南改札を出たあたり
今年は、伏見の宇治川派流にて「桜まつり」に参加しましょう。
https://totteoki.kyoto.travel/events/8860/
食事については、当日屋台が出ているので各自購入してください。
参加希望の方で、
会員の方は、メーリングリストに記載されている返信先へお願いします。
会員外の方は、当ブログ右側にある、INDEX「グループ紹介:問い合わせ」からご連絡ください。
時間:11:00から3時間程度
集合場所:京阪 中書島駅 南改札を出たあたり
今年は、伏見の宇治川派流にて「桜まつり」に参加しましょう。
https://totteoki.kyoto.travel/events/8860/
食事については、当日屋台が出ているので各自購入してください。
参加希望の方で、
会員の方は、メーリングリストに記載されている返信先へお願いします。
会員外の方は、当ブログ右側にある、INDEX「グループ紹介:問い合わせ」からご連絡ください。