9月例会「朗読例会」
2022年9月11日(日)聴言センター 地域交流室
講師 朗読劇団あめんぼ座 泉谷聖子氏
コロナ禍の中、2回朗読例会が中止になったため、久し振りの対面での朗読例会になりました。講師の泉谷さんともしばらく振りの再会でした。今回の朗読は宮沢賢治の『やまなし』です。小学校の時に国語で勉強した方も多いと思いますが、そのときにはなんとも不思議な物語だと思いました。
朗読に先立って、始めに皆さんの自己紹介とひと夏の思い出や近況等を話して貰いました。一人ひとりの話にうなずきながら暑かった今年の夏を思っていました。
そして、何時もの体操で少し汗をかいて、発声練習と宮沢賢治「雨ニモ マケズ」の練習の後、本日のテキスト宮沢賢治「やまなし」の練習に入りました。山間のサラサラと流れる小川に住んでいる蟹の親子の日常を描いています。
賢治は川底から上を向いて日の光や流れて来る木の葉、水の泡等を彼独特の表現で、川底から上を眺める心地よさを表現しています。
蟹の兄弟はまだ余り世間を知らず、カワセミが水中の魚を捕る様子におびえたら、蟹には危害が無い事を父親が教えました。
月の夜は光が川底まで輝き、余りの美しさに蟹の親子は夜更かしをして楽しく遊んでいますと、ドブンと川の中に大きな塊が降って来ました。それがやまなしでした。梨の実をしばらく置いて美味しいお酒を造ろうとお父さん蟹はワクワクして3匹は穴の中に帰りました。
ほんの短いお話ですが皆で群読したり、1人で読んだりしましたが、ここで朗読の注意点を紹介します。
・声を大きく、特に始めの文字に大きな声を出す。
・文章の内容を理解して、気持ちを込めて読む。
・文と文のあいだの間の取り方を工夫する。
この注意点を心掛けながら読み進めますと、始めより段々皆さん声の調子も上がりまして、最後の段階では、講師の泉谷さんに「良くなった」とほめて貰いました。
今回参加者が少なかったので一人が読む部分も多く、それはしんどいかも知れませんが良い所も有りました。沢山読めて良かったし、対面での例会が何より良かったです。
来年で「あめんぼ座」は創立50周年を迎えられます。一度ホームページもご覧ください。公演の案内は興味深いし、活動の案内にはすた京に泉谷さんが講師で来られた事も紹介されています。
参加された皆さん有難う御座いました。そして講師の泉谷先生有難う御座いました。
参加者 6名
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