2024年2月 例会報告

日時:2024年2月18日(日)13時30分〜16時30分
内容:朗読例会
場所:聴言センター 2階 聴言室
講師:泉谷氏・当麻氏(朗読劇団 あめんぼ座)


 まず、身体ほぐしのストレッチと発声練習・あめんぼあかいなあいうえお・宮沢賢治の「雨ニモ マケズ」の朗読の後、今日のテキストを使い本格的な朗読が始まります。

 今回朗読するテキストは「父は空 母は大地」と言うメッセージ性の有る冊子です。1885年、アメリカの先住民族(インデアン)はアメリカ政府と3年間の戦いの末に、無益な争いを避けて自分達の土地をアメリカ政府に売り、政府が与える居留地に部族の人々と移動する事を決めました。その時に演説をしたシアトル首長が、第14代アメリカ大統領フランクリン・ピアスに宛てた手紙。その手紙が今回私達の読む「父は空 母は大地」です。
 
 今回の文章は訴える力が豊かで大きく、読み方もそれに伴った表現が求められます。これまでの朗読例会で読んできたテキストと比べて長文でした。初めに講師の先生方に読んで頂き、参加者はグループに分かれて何度か群読を行ないました。途中休憩を挟み更に感情を込めて読む練習をしました。例会後半になり声もしっかりでるようになり、読む事を楽しむ域まで到達しそうになった様に私は思いました。後半は一人づつ朗読しました。

 この冊子を読み、特にあらゆる小数派の人々と多数派の人々、侵略する方とされる方、追う方と追われる方色々な対極の有り方に改めて気付かされました。私達は他を認め受け入れ、刃を使わず生きて行く道を摸索して行く時が来ている事を、この文を読みながら強く思いました。朗読が上手くなる事は大きな目標ですが、テキストの訴える中身を読む事も大切だと思いました。


例会に参加された皆さん、特に久しぶりに参加された方々、有難うございました。
講師のお二人の声の素晴らしさに圧倒されました。泉谷さん・当麻さん、有難うございました。

参加者:9名


※ 例会終了後、有志で新年会を開催しました。
by 事務局 S at 2024/02/25 | コメント(0) | 活動案内:活動記録
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