日時:2025年 1月19日(日)13:30〜16:30
会場:聴言センター 1階 地域交流室
内容:朗読例会
講師:泉谷聖子氏・当麻美規子氏(朗読劇団 あめんぼ座)
今年も朗読例会が巡って来ました。毎年新たな気持ちになって体操、発声練習をして、宮沢賢治の雨にもマケズ、近松門左衛門 曽根崎心中の徳兵衛おはつの道行を読みました。曽根崎心中は短時間ですが気持ちを込めて読み上げて行きますとこの世との別れを決めた悲しさを感じる事が出来ました。
そして今回のテキスト、レオ・バスカーリア作「葉っぱのフレディ」の始まりです。大きな木の枝から生まれた若い葉っぱフレディは自分自身の事例えばこれからどんなに体が成長するのか、四季が巡ってやがて自身は枯れて土に帰る事等は知りません。
春の暖かな日差しを浴びてドンドン立派な葉っぱに成長していきます。夏も来て周りの葉っぱの存在にも気づきアルフレッド、ベン、女の子のクレア等の友達も出来て皆で踊りの練習をしたり楽しい日々を過ごします。
フレディと言う葉っぱの少年の成長と終焉の一年間の物語が続きます。皆で声を合わせて一緒に読んだり一節ごとに一人づつ順番に読み進めたりします。すると少しづつ声が出て後半まで来ますと朗読を楽しんでる域まで来れたら最高です。
お話の全てを紹介出来ませんが、暑い夏を楽しんだ後は紅葉の季節の中でカラフルな衣装に着替えたフレディと友人達は人を喜ばせ自分達も楽しみました。そしてこれからの身体の変化を物知りのアルフレッドから聞きます。増々寒くなり雪が降り積もり葉っぱの身体は皆と別々に飛んで地面に落ちて土に帰る事を‥‥やがてフレディは一人心静かに雪の上で眠りに着きました。
葉っぱのフレディは子供向けの本ですが勿論大人が読んでもとても心にズンと来る本だと思いました。読み終えて参加者と感想を話している時、Yさんからこんな質問→読む順番が回って来る箇所を意識しますか? 殆どの方が以前はしていたがかえって上手く読めない時が有るので今は意識しないと言う答えの人が大半でした。
朗読例会は毎回汗かきながら結構必死になりますが、最後の仕上げは達成感に包まれて良かったなと思いました。講師の泉谷さん・当麻さん、有難うございました。
※ 例会終了後、有志で新年会を開催しました。
参加者:7名
この記事へのコメント
コメントを書く