日時:2025年9月21日(日)13時30分〜16時30分
会場:ウイングス京都 2F 第5会議室
内容:木からバニラを作る話
今回は、私が大学で行っている研究を紹介させていただきました。
木の中に入っているリグニンという成分からは、バニリンというバニラの香りの成分を取り出すことができます。
バニラというとバニラビーンズを思い出す人が多いと思いますが、バニラビーンズからのバニリンの生産量は今も昔も本当にわずかなものに過ぎません。実は1980年代までは、世界のバニラのほとんどが木から作られていましたので、皆さんは確実に木からできたバニラを昔に食べているはずです。
現在はバニラのほとんどが石油などの化石資源からつくられています(石油由来のバニラが体に悪いということはないので、ご心配なく)。
ですが、石油の使い過ぎが良くないことは明白であり、温暖化問題などの環境問題が叫ばれる現在の時流に反するものであることは間違いありません。木材資源は適切に森林を管理・運営すれば ―もっと平たく言うと賢く使えば― 石油のように枯渇ししたり二酸化炭素を増やすこともありません。木からバニラという意外な物質を作ることができるというのが例会でお話しした内容ですが、このことから木材資源の持つ大きな可能性を少しでも感じてもらえればうれしく思います。
参加者:7名
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